もはや東電は破たんさせて、経営をほかの電力会社(日本に担当する会社がいなければ海外の電力会社)
に委託し、幹部をすべて解雇し、情報公開を第3者機関に任すしか本当のことを知るすべはないのかも知れません。
以下のような報道がされています。
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福島第一汚染水漏れ、東電の計算「評価甘い」
東京電力福島第一原子力発電所の地下貯水槽で5日に判明した汚染水の大量漏出について、漏れた放射性物質の総量を7100億ベクレルと推定した東電の計算に対し、「見積もりが甘い」との指摘が専門家から上がっている。
貯水槽内の汚染水の50分の1という低い濃度を使って計算したためだ。冷温停止状態の宣言後では最大規模となった今回の汚染水漏れで、環境への影響は東電の推計を大幅に超えている可能性がでてきた。
貯水槽は、3層構造の止水シートで覆われている。最も外側のシートと真ん中のシートの間にたまった水から、1立方センチあたり約6000ベクレルの放射性物質が検出された。東電は、この濃度と漏水量120トンを掛け、漏れた放射性物質の総量を7100億ベクレルと算出した。
しかし、貯水槽内の汚染水の濃度は、約50倍高い同29万ベクレル。普通に120トンと掛け合わせれば、約35兆ベクレルの放射性物質が貯水槽の外へ漏れ出したことになる。東電は「外部に出る部分の濃度で計算することにしている。どちらかが誤りだというわけでもない」と強調しながら、「シートに放射性物質を吸収する能力はなく、濃度低下の理由は不明」という。外から水が加わって薄まっていた場合、同6000ベクレルに対応する漏水量は120トンより多くなる。
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ここで驚くのは、東電が『貯水槽内の汚染水の50分の1という低い濃度を使って計算した』ことです。
まともに計算すれば、『貯水槽内の汚染水の濃度は、約50倍高い同29万ベクレル』であり、なぜ50分の一の濃度で計算したのか、あまりにもおかしな計算と言わざるを得ません。
更に、この貯水槽内近くにはおいそれとは近寄れないと東電関係者は述べていましたが、それだけ外部に放射能汚染が進んでいると言え、この汚染水問題の本当の姿は、とんでもない汚染がいまでも進んでおり、海や地下水に物凄い濃度の汚染された水が流れ込んでいるかも知れないということです。
日本国中が今や海洋汚染・食物汚染・水源汚染にさらされている危険がありますが、もはや防ぎようがない事態になっているのかも知れません。