韓国政府は、オリンピック招致決定前のこの段階を見計らったかのように、福島県など8県の水産物の輸入を9日から全面的に禁止すると発表しています。
禁止されたのは、福島、青森、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉の8県で、これ以外の地域の水産物についても放射性物質の検査を強化するとしており、事実上の輸入規制を発動しています。
既に中国は福島県を含め10都県、台湾も5県からの日本産食料品の輸入禁止をしており、今後、この動きが
世界中に広がれば、日本の水産物どころか、日本製品が「放射能」で汚染されているとして輸入禁止に踏み込む
事もあり得ます。
既にオーストラリアでは、日本からの入国者に対して、放射線検査をしているとも一部で言われており、これは報道されていませんが、もし事実ならオリンピック開催どころの話ではなくなります。
福島原発で、作業用クレーンが突然折れ曲がりましたが、これは放射性物質による劣化が進んだためだとも言われており、今後このような事例が相次いで起これば、福島原発を放棄するという最悪の事態に陥ることもあり得ます。
事態は悪化を続けており、一日でも早く世界に向けて緊急支援要請を行う時にきているのかも知れません。
韓国が目論む「全米に慰安婦碑を!」運動 日本の「ロビー活動」や内輪もめで次々断念
慰安婦碑運動の難航を伝える韓国テレビ局
韓国系団体が米国で推進中の「慰安婦の碑」建造運動が、ここに来て行き詰まりを見せている。日本政府による反論活動や、韓国人同士の「内輪もめ」などが主な原因だ。
「慰安婦の碑」は2010年にニュージャージー州パリセイズパークに米国で初めて建てられ、2013年7月30日にはカリフォルニア州グレンデールに4つめの碑が誕生した。
米国市議「日本はすでに謝罪している。慰安婦碑はいらない」
さらにニューヨーク、ロサンゼルス周辺などに続々計画が持ち上がり、米州韓人会総連合会のイ・ジョンスン会長も、韓国・女性新聞に2013年8月29日掲載されたインタビューで、
「全米の大都市すべてに慰安婦碑を建てる。在米韓国人250万人同胞が力を合わせればできないことはない」
と話すなど、日本には「ピンチ」かに見えた。
ところが13年9月初めごろから、韓国メディアの論調が急に弱気になり始めた。各地で進行中だった建造計画が、相次いで挫折したためだ。
韓国が目論む「全米に慰安婦碑を!」運動 日本の「ロビー活動」や内輪もめで次々断念
カリフォルニア州ブエナビスタやミシガン州サウスフィールドなどで、慰安婦碑・像の建造計画がそれぞれ撤回された。ニュージャージー州フォートリーでも建造直前まで来て計画が中断状態に陥り、またニューヨークで通りに「慰安婦ストリート」と命名する案も事実上頓挫しているという。
特にロサンゼルス近郊にあるカリフォルニア州ブエナパークの動向は、多くの韓国メディアの注目を集めている。慰安婦碑建造が発案された当初、地元議会は好意的な反応を見せていたのだが、8月27日にアーサー・ブラウン市議が、
「日本はアジア女性基金などを通じて元慰安婦女性に補償を行っており、当時の村山富市首相もお詫びしている。碑の建造は日韓関係に悪影響を及ぼすし、公共の場所に建てられる碑は地域と住民に関係するものでなくてはならない」
と声明を出すなど、反対ムードが強まり始めたためだ。現在推進団体が議員たちに改めて韓国側の主張を伝える文書を配布しているというが、反応は芳しくないという。
日本側の「説得工作」功を奏したか
情勢が変化したのはなぜか。韓国メディアはいくつかの理由を指摘するが、その1つが日本によるロビー活動、韓国側からすれば「妨害活動」の成果だ。たとえばブエナパークの場合、日本の在ロサンゼルス総領事館が市議全員に日本政府の立場を伝える手紙を送るなど、強力な働きかけを行ったと伝えられている。
韓国が目論む「全米に慰安婦碑を!」運動 日本の「ロビー活動」や内輪もめで次々断念
また日本国内から大量に届く「設置反対」のメールも、自治体などへの圧力になっているという。日本では一部のウェブサイトが英文での文例や送信先などを公開し、地元議員や関係者に慰安婦反対の陳情を行うよう呼びかけており、こうした動きを韓国メディアでは「メールテロ」と解説する。なお、産経新聞では「気高き戦い」とこの運動を紹介している。
このほかサウスフィールドでも、日本側のロビー活動が慰安婦像設置を断念させたとされている。当初「善意」で建造を受け入れた自治体などには、上記のような日本側からの反対の声に初めて、これがデリケートな問題だと気づくところも少なくないようだ。
寄付金集めたけれど…暗礁に乗り上げたNY
ニューヨークでも、計画が暗礁に乗り上げた。世界的大都市に慰安婦碑を――そんな呼びかけで5000ドルの寄付を集め、韓国内で一時は大きな注目を集めたものの、碑を作るためには複雑な手続きと10万ドルの管理費がいることがわかり、結局にっちもさっちもいかない状態に。「慰安婦ストリート」案も、国際問題に発展することを危惧する市議会の協力が得られず、こちらも事実上失敗に終わっている。
韓国側の「自滅」もある。上記フォートリーでは市議会で建造案が承認されるなど、一時は順調に話が進んでいた。ところが文言や碑のデザインをめぐり、日本への非難を表に出すか出さないかで韓国人グループ同士の間に対立が生じ、半年近くも計画が宙に浮いたままだ。対立は感情的な主導権争いにも発展し、韓国・ニューシースでは「計画は白紙化の公算が高い」と報じている。