ここにきて、突然、小泉元総理が脱原発を言い出したのも、小泉氏とブッシュとの間で交わされたと前々から囁かれている福島に核の最終処理場を造るという密約を果たすことが最大の理由に違いないのです。
が、もう一つの隠された狙いは、こうです。
小泉政権の時、ブッシュに言われるままに福島第一原発の安全装置を、わざわざはずさせたこと、そしてもこれも同じく原発耐震研究のための多度津工学試験所をわざわざスクラップにしたことを二度と穿り返されないようにするためであると考えるのは、うがった見方でしょうか。
この二つについては、彼にとってはアキレス腱ですから、秘密保護法案が速やかに可決されて、福島第一原発に関するすべてを特定秘密指定になしてしまえば、彼は枕を高くして寝られるというわけです。
少し前には東京オリンピックの会場に予定されている
武蔵野の森総合スポーツ施設メインアリーナの入札で応札者がいないという事態があり、
入札をやり直したが、今回は豊洲である。
築地市場移転のための新市場建設工事の入札4件が18日に行われたが、
そのうち、3件は応募していた共同企業体の辞退で不調に終わった。
東日本の復興、オリンピックの準備、アベノミクスとやらのふわふわ気分で、
あちこちで工事が行われているため、
資材が高騰、職人さんの手が足りず、予定価格内ではできそうにないよというのがその理由。
東京都では急いで予定価格を見直し、再度入札を行う予定だが、
改札の40日以上前に広報に掲載する必要があるため、
年内の再入札は難しいとの予測。
ということは、年度内の着工は無理だな〜、予定通りの15年度完成も無理かな〜と思われる。
こうした資材、職人さんの不足で
今後、あらゆる建設工事の価格が上がっていくことは容易に想像できるわけで、
とすると、ただでさえ厳しい国の財政を圧迫するのはもちろん、
住宅価格のさらなる高騰も予測され、買う人にとっては嬉しくない状況に。
たまたま、いろいろなタイミングが合ってしまったのだとは思うが、
であれば、不要不急のものについては、今やらんでもいいのではないかという判断はないものだろうか。
復興は急ぐが、オリンピックはあるものでなんとかしようとか、
そういう平準化が考えられても良いように思うのに、
どうして、なんでもかんでも同時にやろうとするのだろうか。
明日締切の1件は今日やらざるを得ないが、
週末締切のものまで今日やろうとする必要はないみたいなもんである。
少しずつずらして現実的な対応を考えるだけで、むちゃくちゃな高騰は防げるんじゃないかと思うが、
ひょっとして、高騰したほうが嬉しい人でもいるんだろうか。