安倍自民の擬似戒厳令布告(癌登録法は懲役2年の罰則付き)
2013年12月08日 | 政治
『日本国の非常事態宣言か』
全国の病院にがん患者の情報提供を義務付けるがん登録推進法が12月6日午後の衆院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。(参議院は既に通過している)
癌登録法ですが、何時も読む新聞には1行ものっていません。
何処かに掲載していても小さすぎて、誰も気が付いていないでしょう。
既に可決して仕舞ったこの法案では
『一元管理することにより、個人情報の漏洩が懸念されるが、厚生労働省によれば、公務員などが患者の個人情報を漏洩した場合は、以下のような罰則に処する』
として、
『全国がん登録の業務に従事する国・独立行政法人国立がん研究センター・都道府県の職員等又は2)これらの機関から当該業務の委託を受けた者等が、当該業務に関して知り得た秘密を漏らしたときは、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処することとする』となっています。
もう無茶苦茶。
同じ12月6日に可決した『特定秘密保護法』とこの『癌登録法』は間違いなく二つでセットですね。
がん登録法の罰則の懲役2年とは、今までの公務員法の守秘義務違反の2倍ですよ。
これを一般の公務員も民間人もみさかい無く、担当する事務職員全員に例外なく一律に要求するとは絶句。
個人情報保護との理由付けなのに、法案には、『個人情報に限る』との条件は何処にもない。
『知り得た情報』とあるだけなのです。
このがん登録法なら、福島県とか他県の小児甲状腺がんの発症数の合計人数の発表も『知り得た情報』に当たるので、発症情報全般を丸ごと隠蔽して懲役2年で取り締まるこの法案ではすべてがアウト。
もう駄目です。
それにしても目的が露骨で凄まじすぎる。
これは擬似戒厳令の布告ですよ。
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/1af6ba14e12b4efcd161c173e26b2807チョルノブイリでは4年後だったが日本のフクシマは、たった2年半(2013年9月末時点)でも絶望的な数字なのです。
枝野幸男が何遍も繰り返し言ったようにDNAを傷つける放射能は『直ぐには健康に影響しない』。
しかも癌の発症などの被害は確率的である。放射能と被害の因果関係を証明するのは難しいので、見え透いた嘘八百でも一定時間は一般市民を誤魔化せるのです。
しかし時間が経過すれば影響は明らかなのです。
今は序の口で、福島第一原発事故での放射能被害はこれから段々と、幾何級数的に本格化する。
今の日本ですが、『終わりから始まっているものがたり』で、これから終わるのではない。
もう、『終わっている』のです。
痴呆的な政府自民党が12月6日に『がん登録法』での懲役2年の厳罰で脅して、丸ごと癌発症の事実を隠蔽しようとしているのは余りにも当然であった。
今の福島県の小児甲状腺がんの発症率は、宮城県など他県の3850倍にもなっているのですから、政府として正直に発表することが出来ないのです。
猪瀬都知事が都議会で賄賂性を追及されて追い込まれています。
とうとう、徳洲会の選挙資金の情報をリークしたとされる能宗前事務総長が、12月3日、徳洲会への業務上背任で逮捕されました。
そして昨日、徳田毅議員(42)の母親である徳洲会のナンバー2、徳田秀子容疑者(75)も公職選挙法違反の疑いで逮捕されました。
しかし、なんと同じ徳洲会から献金を受けていた安倍内閣の石破茂を含む6閣僚には、捜査の手は及んでいないのです。
国民が黙っていれば、こういうことが、これから起きるのです。
この内閣は「勝てば官軍 負ければ賊軍」とばかり、どんな非合法な手口を使っても、勝ってしまえば俺たちの好き勝手ができる、と思っているようです。
もはや、議員バッジをつけながら日本国民に敵対するテロリストと言ったほうがしっくりくるのでしょう。
ある記者が、安倍内閣の閣僚の一人から聞いた話。
「消費税増税法案は、国民が毎日、直面することだから丁寧にやる。
秘密保護法案は、ステルス法案で国民の目には見えないから、乱暴でも何でも決めてしまいたい。国民はすぐに忘れるさ」。
どんな角度から考えても、どんなに贔屓目に見ても、やはり安倍内閣の閣僚たちは狂ってしまったのでしょう。
こんなアンタッチャブルな薄汚れた連中に、この国の国土と国民が蹂躙されているのです。