2014年08月22日

木材価格はなぜ昨年末に乱高下したのか30年来の低落傾向の中で起きた異変

1980年のピーク時から4分の1程度の水準まで下落している国産木材の価格。しかし、2013年の年末から翌2014年の年始にかけて、一時的に高騰するという異変があった。

農林水産省がまとめた製材工場の購入価格調査によると、2013年12月にはヒノキの丸太価格(直径14〜22センチメートル、1立方メートル換算)が前年同月比34.7%増の2万5200円まで上昇。スギも同25.4%増の1万5300円となった。

■価格が高騰したワケ

価格高騰の最大の要因は、消費増税前の駆け込みに伴う住宅用木材の需要増だ。

注文住宅は2013年9月までの成約案件であれば増税前の税率5%が適用される特別措置があった。そのため、10月以降も高水準の着工が続き、2014年の年始にかけて木材需要が拡大した。

一方、「伐採などを行う作業員の不足もあり、国産材の供給が追いつかない面もあった」(全国森林組合連合会の山田圭介販売課長)。さらに、木材供給の7割強を占めている輸入材の国内価格が円安によって上昇したこともあって、国産材の価格は一段と上昇した。

そもそも、国産材は戦後の復興期から高度経済成長期にかけて、住宅用を中心に需要が拡大し、高値で取引されていた。

1960年代になると、木材輸入の自由化によって相対的に安価な輸入材との価格競争が発生。さらに、住宅着工件数の減少や鉄筋など木造以外の工法へシフトしたことなどにより、全体の木材需要も1996年から減少に転じた。2013年末の価格上昇はあくまで一時的なものであり、長期で見れば、国産材価格は下落傾向が続いている。

実際、増税前の受注案件が一巡して住宅着工が落ち着くと、木材価格は再び下落。2014年6月時点では、ヒノキが1万8800円、スギが1万3700円という水準となっている。しかし今後、消費税率10%への引き上げが決まれば、再び住宅の駆け込み需要が生じ、木材価格が高騰する可能性もある。

こうした国産材価格の乱高下があると、「作業用機械の導入や作業員の雇用など、投資計画が立てにくくなる」と林野庁林政部の増田義昭課長補佐は懸念を示す。「持続可能な林業を確立するには、国産材の価格が安定的であることが望ましい」(同)。

■価格安定への処方箋

国産材の価格安定には、全体的な需要の底上げが不可欠。その点で期待が集まっているのが、バイオマス発電向けの需要だ。

2012年7月の再生エネルギーの固定価格買い取り制度導入を機に、製紙会社などが木質燃料チップを使ったバイオマス発電所の建設を急ピッチで進めている。農水省はバイオマス用として2020年に600万立方メートルの需要増を見込む。「間伐材が中心だが、木材全体の需要拡大にもつながる」(増田課長補佐)。

木材価格の長期的な下落で苦境に立たされている日本の林業。その再生のためにも持続可能な規模の需要を維持することが求められている。
posted by РМН at 21:00| Comment(0) | 某掲示板より転載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「日本のようになってしまう」住宅価格が高止まりする香港

 香港メディアの大公網は14日、香港中文大学が13日に発表した香港生活品質指数を引用し、香港では住宅価格が「14年間、飲まず食わずで働いてようやく購入できる」ほど高騰していると伝え、「まるで日本のようになりつつある」と伝えた。

 記事は、香港の住宅価格が現地の人びとの年収の14年分にあたる価格にまで高騰していることについて、「12年前に調査を開始して以来、最悪の数字」になったとし、「世界でもっとも不動産が購入しづらい地域の1つだ」と伝えた。

 さらに、香港の住宅価格の高止まりがもたらす影響について、経済学者の間では「若い世代の結婚や子育ての意欲を削ぎ、高齢化が進むという“日本化”が進展する可能性がある」との見方があると報じた。

 さらに、香港住民の収入を30万香港ドル(約396万円)と仮定した場合、香港の九龍地区の住宅価格は02年は年収の4.68倍にあたる水準だったものの、13年は14.19倍にまで上昇していることを紹介。記事は、「飲まず食わずで14年間働いてようやく住宅を購入できることを意味する」とし、収入の半分を貯金に回したとしても28年間も貯め続けなければ住宅を購入できない水準まで高騰してしまったと伝えた。

 記事は、香港中文大学の庄太量副教授の発言として、年収と住宅価格の比率はあくまでも九龍地区の不動産だけを対象としているため、必ずしも正確な状況を反映しているものではないとする一方、「香港人が住宅を購入するうえでの金銭的な難しさを示すもの」と指摘。

 さらに住宅価格の高止まりが続けば、「まるで日本のように1つ1つの住宅が狭くなり、香港人の晩婚化と高齢化が進む」との見通しを示した。
posted by РМН at 19:00| Comment(0) | 某掲示板より転載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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