上野さん初めまして、彼氏から旅行に誘われたのですが両親に付き合っていることを話していないので行くのを迷っています。秘密にして行ってもし親にバレたとき彼氏の印象は悪くなりますよね、どうしたらいいのでしょうか?上野さんならどう思いますか? 26歳女
ご質問誠に有難う御座います。
まず「ラブホスタッフ」という私の立場から回答させて頂くと、
「今回は残念ですが、旅行は諦めましょう。親との仲を悪くしても良くありませんからね」となります。
何故ならば、ご質問者様のように「いつまでも親から自立出来ないくせに、体ばかり大人になった方」が恋愛をした場合、非常に高い確率でラブホテルを利用してくださります。お互いに実家暮らしですと、家でエッチが出来ませんので。
本当にいつもいつもご利用して下さり誠に有難う御座います。
とは言え、自身の利益のために悪意ある回答をするのは私の意思に反しますので、 ここからは「1人の人間」としてアドバイスをさせて頂きます。
「旅行に行って、そのまま家に帰るな」
やや極端な物言いになり、申し訳御座いません。
しかし、ご質問者様が学生であるならばまだしも、社会人として独り立ちしている年齢であることを考えると、これ以上のアドバイスが一つも思い付きません。
旅行から帰ってきた後でも前でも構わないのですが、とにかく1秒でも早く一人暮らしをした方が良いかと思います。
ちなみに、もしご質問者様が男性であれば、ご質問者様の両親に「家の鍵を付け替えて追い出せ。戻ってきたら、不法侵入で警察を呼べ」と伝えたいくらいですので、ご質問者様にはこれでも充分に優しいアドバイスをしているつもりで御座います。
さて、私が何故ここまでご質問者様に一人暮らしを勧めるのかと言えば、ご質問者様が「いい子」だからで御座います。
わざわざ「いい子」と括弧で書いたのでお分かり頂けるかと思いますが、この「いい子」というのは良い意味で言っているわけでは御座いません。
どれだけ「いい=良い」と頭に付こうとも、所詮は「良い子供」で御座います。
生涯に渡って「子供」で生きていくつもりでしたら、問題無いのかもしれませんが、まさかご質問者様も永遠に「子供」のままであるつもりもないでしょう。
ところで、永遠に子供と聞くと、ピーターパンを想像された方もいらっしゃるかと思いますが、私の価値観からすると、精神的には彼の方がご質問者様よりもずっと大人で御座います。
確かに、ピーターパンは独裁的で、わがままで、理想論者なところが御座いますが、彼には彼なりの意思が御座いました。
彼はフック船長を倒す時に「フック船長を倒してもいい?」と親に確認したりしません。彼の正義に反するから倒すと、自身の意思で戦っております。まぁ彼の場合、両親はおりませんが。
ですが、ご質問文を読む限り、ご質問者様は一々こと有るごとに親の顔色を伺っているタイプに見えます。
ピーターパンよりは健全な人間関係が歩めることと思いますが、結局なに一つ自分では決めることが出来ない、さらに言ってしまえば、何か失敗した時に親のせいにする、親を頼る、全く自立していないタイプではないでしょうか?
ピーターパンは12歳。ちょうど反抗期の頃です。
一方のご質問者様は私から見ると7〜8歳くらいに見えます。親が絶対の正義で、親に褒められることが至上の目的。そんな小学校低学年のような精神状態。
これは推測になりますが、ご質問者様には反抗期らしい反抗期が無かったのではないでしょうか?
反抗期という言葉はあまりポジティブなイメージがないかも知れませんが、反抗期は精神の成長の上で間違いなく必要なものだと、私は思います。
ピーターパンが大人にならないと決めた理由をご存知でしょうか?
彼は大人が「ピーターパンを将来何にさせるか」と話し合っているのを見て、大人になるのを止めたそうです。
そんな大人に対する不信が反抗期の原動力。
俺は親の物じゃない。俺は俺だ、俺が決める。そんな自分の意思。
古い話になりますが、尾崎豊の曲が何故若者の心を掴んだかと言えば、そんな反抗期の少年の心を表したからだと思います。
ですが、そんな不信を持つこともなく、盗んだバイクで走り出してみたり、夜の校舎窓ガラスを壊して回ったりしたこともないであろうご質問者様は、自分で決めるという能力が著しく欠如しているように思えてなりません。
全ての判断基準が「親に褒められるかどうか」となっていませんでしょうか?
私は、バイクを盗めとも、窓ガラスを割れと言っているわけでは御座いません。
まず親ではない「自分の意思」を持つべきだ、と申しております。
そのためには、親元から離れて暮らすことが一番でしょう。26年間親元で暮らし、親の顔色を伺って生きていた習慣はそう簡単に変わる物では御座いません。
例え、変わろうと思っても、一言親に何かを言われてしまえば、すぐに挫折してしまうことでしょう。
なので、親の目が届かない所で生きて行くべきなので御座います。
さて、本来人間には反抗期が必要であるとお伝えしました。
反抗期とは「親に反抗する」ことではなく「自分の意思、自我を持つ」ことで御座います。
その中学生が持つような自我がたいていの場合、反社会的だったり、親の意思に沿わないので「反抗」と呼ばれているのではないでしょうか。
残念ながらご質問者様は、もう中学生が持つような「バイクを盗んだり」「窓ガラスを割ったりする」自我を持つことは、とても許されません。
ですので、ご質問者様に許されるのは、せいぜい「小さな反逆」
例えば勝手に旅行に出てみる、とか。
例えば1人で暮らしてみる、とか。
最後に、私が自我を持ち始めた中学生の頃に書いた日記の一文をお伝えさせて頂きたく思います。
「私は、貴方と付き合っています。あなたの両親と付き合っているつもりはありません。わざわざ貴方の両親に嫌われるつもりはありませんが、貴方との恋愛を邪魔するのであれば、たかだか両親ごときに嫌われたって構いません」
この考えは今でもあまり変わっていませんが、昔の日記はなかなか恥ずかしいものですね。
何よりもこの日記を書いた時点で「彼女などいなかった」という事実が物凄く恥ずかしいです。
「貴方」って誰だよ、お前彼女いなかっただろーが。
※「窓ガラスを割る」「バイクを盗む」という表現は尾崎豊氏の「卒業」「15の夜」から例えとして利用したものであり、こういった反社会的な行為を推奨しているわけではないことをご理解願います。
柳本は
何をいっているんだ