【刑務所、精神科病院……。施設に入出所を繰り返す行き場のない闇老人たち】
闇老人の増加は、受刑者の高齢化からも窺い知ることができる。法務省によれば、’06年の60歳以上の高齢受刑者は全体の約20%を占め、年々増加の一途を辿っている。
「それは刑務所のせいもある」と語るのは窃盗、傷害、覚せい剤使用などで前科8犯、刑務所の入出所を繰り返しているY(68歳)だ。
「60歳過ぎて、一回でも刑務所に入ったら、まあカタギに戻る手段はないよ。刑務所なら3食メシが出て屋根もあるし、高齢受刑者なら、刑務作業も軽い。同じ年代の仲間もいるし、病気になれば薬ももらえる……。まさに至れり尽くせりなわけよ」
彼は現在、某広域暴力団の電話番として雇われているが、多くの闇老人は職もなく、また犯罪に手を染めてしまう。
「俺みたいに運良く拾ってくれる人がいない限り、ジジイの前科もちがシャバに出たところで、仕事もない、誰も相手してくれない、年金なんかも出ねぇ。そうなると、塀の中でできた友達が出てくるのを待つしかないだろ? そいつらが出てきて、やることっていったらつるんで泥棒とかよ。カタギでやろうとしたら結局、生活保護で生きていくしかない。刑務所の中ならヤブだけど医者がいる。生活保護の不自由さに比べたら、塀の中のほうが自由がある」(Y)
曰く「だから「死ぬのは塀の中って決めている」のだとか。
◆病院に収容される薬物中毒患者も高齢化
こうした行き場のない老人たちが出たり入ったりする施設は、刑務所だけではない。
都内にあるM病院には、高齢の薬物中毒患者が収容されている。
「ドラッグに手を染め、病院を行き来しているアルコール中毒や薬物中毒の高齢患者が増えてきた」
そう話すのは、M病院に1か月間ほど入院したことがあるという元薬物患者のA(40歳)。彼が院内で目にしたのは、落ちたタバコを拾い集め、溶けたアイスを一心不乱に舐め続ける、虚ろな目をした高齢者たちの姿だった。
Aと同室だった60代の中毒患者は、周囲の人の前で自らの境遇をこう語ったという。
「俺はバツ2で子供が3人いる。子供に会えない寂しさもあって、つい酒やドラッグに手を出しちゃう。でも、M病院に入ったのは5回目だから、もう慣れているんだ。何度退院しても、またここに戻ってくるかもしれないな……」
一度、闇に落ちた高齢者の社会復帰への道は険しいもののようだ。
フツーの受刑者は、一日でも早く、仮釈放で刑務所から出て行きたい・・・
しかし、彼らは一日でも長く、刑務所に居続けたい!
彼らにとって、刑務所は「安全でラクで居心地がいい」ステキな場所だからです
むしろシャバの方が、仕事も何もないのでツラい、生きていけない
作業もまともにできず、字もロクに書けない、だからイジメられる。
かと思えば、親切に近づいてくるヤツにはダマされて、なけなしのカネを取られる。
、彼らは社会に適応できないワケで、毎日がおしおき・・・
面倒を見てくれる家族がいなければ、完全に路頭に迷います。
もう、犯罪でもしないとメシも食えず、生きていけないという見方もできます。
彼らにとっては、刑務所の方がよっぽど安全なんです。
ということは、懲罰を喰らって、仮釈放もダメになれば、願ったりかなったり!
他の工場に移れるわ、一日も長く刑務所にいられるわ、懲罰さまさま、大歓迎
コレって「できない、ダメなヤツだ」と、笑って済ませてはいけないんでしょうね。
彼らを預かる場所、支援する方法を確立しないと、出所しても同じことの繰り返し。
また、すぐにでも犯罪を犯してしまうのは、間違いありません。
マチコさん・・クビはどこかね?・・・・・
:ノヽV ):
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(゚Д゚)