2016年06月24日

「沖縄の貧困」は学歴社会と暴力が生み出した平均年収は全国最下位、雇用は崩壊状態

「子供は4歳の娘、虐待をやめられない。普通に殴ったり、蹴ったりしちゃう。まずいと思うけど、どうにもならない。やめられないです。放置して遊びに行くのは日常だし、ヒドイときは髪の毛引っ張って、引きずり回してひっぱたくとか。子供は、ギャーって泣くよね。でもね、どうしてもかわいそうに見えないの。虐待しちゃうときは、“こいつがいるから、どうしてこいつのために、私が……”って思考回路になっているからさ」

出勤前に取材に応じてくれたキャバクラに勤める里見千穂さん(23歳、仮名)は、顔色ひとつ変えずに娘に対する虐待を語る。彼女は4歳の娘と暮らすシングルマザー。学歴は高校中退、18歳で出来ちゃった結婚し、3年前に無職で収入のない旦那と離婚している。

沖縄県那覇市松山は、沖縄県最大の歓楽街だ。300メートル四方の一角にキャバクラや風俗店が密集する。ゆいモノレール・美栄橋駅を降り、国道58号を越えるとネオンの明かりが見える。路上から男性キャッチが続々と現れ、ひっきりなしに声をかけられる。沖縄の夜は長い、連日朝方までネオンが消えることはない。


平均年収は全国最下位、雇用は崩壊状態

沖縄県の経済は、本当に厳しい。県民の平均年収は333万円(平成25年賃金構造基本統計調査)、平均月収は23.75万円(勤続9年、平均40.5歳)で、全国最下位であり、第1位の東京都580万円と比べると57%強の収入しかない。戦後復興や高度経済成長から切り離され、基地や公共事業への依存から抜けだせないことが理由と言われる。

全国最下位なのは、年収だけではない。県内の非正規雇用者は44.5%(沖縄県庁ホーページ)、離職率は極めて高く、大卒3年内離職49%、高卒3年以内になると57.4%と、雇用は崩壊状態だ。さらに最低賃金は693円と全国最低の一方で、公務員の平均月収は40万7000円と高く、公民の深刻な格差も抱えている。沖縄の子供たちは公務員にあこがれ、公務員になることを夢見る。シングルマザーも多い。離婚率は人口1000人に対して2.59組が離婚(2013年)と断トツの全国1位で、児童の半数以上がシングル家庭という小学校も存在する。沖縄には、本土都市部住民の想像を超える貧困が蔓延しているのだ。


「沖縄はヤンキーだらけ。最初からバカは少なくて、中学生になって徐々に狂う。家庭と中学校、それと周囲の環境だよね。ヤンキーグループに入ると、だんだんと環境が悪くなって昼夜逆転して普通の中学生じゃなくなる。それと、ヤンキーの子たちは貧困家庭が多い。親がキャバ嬢とか風俗嬢で、夜に家にいなくて監視がないみたいな。友達にシングルの風俗嬢は何人もいるし、友達の親が覚醒剤で逮捕されるとか、家賃滞納で一家がホームレスになるとか、中学生からキャバとか風俗で働く子はたくさんいたよ。沖縄では普通のこと」

長年、県全体に雇用がない中で、格差と貧困が蔓延、貧困家庭の生活環境は荒れている。観光以外の大きな産業がないと、負の連鎖が起こる。大人の社会は権力に偏った学歴社会、階級社会で、子供の世界は親が貧困層の子供たちによる暴力に支配されている。中学生になると、ヤンキー→スポーツマン→親が公務員の優等生→普通の子→内向的な子と、スクールカーストが形成されて、派手な髪型・スタイルで暴力を背景に持つヤンキーが、子供の世界の権力を握る。

「成人式とか毎年報道されているでしょ。沖縄の子たちは、中学生からあんな感じ。ヤンキーはモテるし、私もそういう人しか相手にしなかった。なぜかというと、学校のヒエラルキーのトップなの。学校とか地元で偉そうにしているし、子供の中では圧倒的な権力がある。中学校で先生を殴るとか、普通。先生に注意されたから蹴ったり、殴ったりとか」

彼女は地元の高校に進学したが、中学時代の友達はほとんど進学しなかった。地元の仲間は未成年を雇用するキャバクラや水商売、男は建築業、とび職などの仕事に就く。そして、高校に進学しない者たちは夜通し遊ぶのが日常だった。


暴力の連鎖が「離婚」と「離職」を生む

松山の風俗紹介所。300メートル四方の一角にキャバクラや風俗店が密集する

「私は、彼氏のDVで高校辞めた。彼氏は無職のヤンキーで、学校に行っていることを責められて、日常的に暴力を振るわれた。ちょっと機嫌損ねると、パンチが飛んでくる。沖縄のヤンキー男は暴力を使って偉そうにするから、いつまでも俺様みたいな性格。恋人とか配偶者に対して虐待は普通なの。たぶん、普通の人のほうが少ない。特に貧困でネグレクト家庭に育った男は、DV体質になりやすくて、それが女性にも影響する。だから、離婚が多いでしょ。会社も同じ、公共事業頼りのもともとヤンキーの中小企業の社長が部下とか後輩を虐待するから仕事が続かない。それが離職率高い理由。本当の負の連鎖、どうしようもない」

高校は1年で中退、17歳で松山のキャバクラに勤めた。未成年を雇用する店はすぐに中卒、高校中退のヤンキーグループに情報が伝わる。友達の紹介で面接して、その日から髪の毛を飾って出勤した。

「虐待をやめられない今も苦しいけど、本当に貧困で苦しんだのは18歳で結婚した後。妊娠中が特に悲惨だったよ」

17歳でキャバクラ嬢になった里見さんは、18歳で妊娠。相手の暴力団員と出来ちゃった婚をする。

「結婚は本当に失敗。ヤンキーばかりの環境だから、暴力に対するハードルが低いの。だからヤクザも身近なの。そうじゃないと、貧乏ヤクザと結婚しないよ。学歴がない人間は、狭い地元のコミュニティがすべてになるし、ヤクザはヒエラルキーのトップ。だから、当時は相手がヤクザでラッキーくらいに思っていた。18歳だと女の先輩に呼びだされるとかあって、暴力振るわれる。でもね、ヤクザと結婚した瞬間、面倒くさいことがいっさいなくなる。平和になる。狭い世界で自由を手に入れられる代償として、社会的な信用を失ったわけ。18歳じゃ社会のことなんてなにもわからないからさ」

出来ちゃった婚をして、夫婦の住まいとして実家近くにある祖母の持ち家を無償で借りた。家賃がかからない恵まれた環境だったが、結婚すぐに暗雲が立った。

「普通の家庭を築きたかったから、妊娠してキャバは辞めた。そのときはちゃんとした家庭を築きたいみたいなことは思っていたけど、暴力は得意だけど、旦那はまったく稼げなかった。暴力的なのは、今は本当に需要がないみたい。今のヤクザは頭を使えないとカネ稼げないから、上納金も払えないみたいな。なんとかしてほしいって旦那を支えたけど、全然ダメだった」


ライフラインがすべて止まった

夫婦2人は無職になった。祖父と祖母からもらう1000円、2000円のお小遣いしか収入がない。光熱費は払えない、最終的には自宅のライフラインがすべて止まった。

「無収入が半年くらい続いて、水も止まった。貧乏はキツイ、頭おかしくなるよ。ライフラインが全部止まると、生きている感覚がなくなる。意気消沈する。水が止まるとお風呂とかトイレとか、本当に根本から生活に困るの。最初は近くの公園から水をくんでくるわけ。最初は水を運べても、だんだん気力がなくなる。電気が2カ月、水道は4カ月で止まった。マジで、払えなかった。そういう状態だと2000円があったら、光熱費払うより、食べ物買う。極限だよね。そうなると、旦那のダメさに腹立つのではなくて、ツライ思いをしているからもっと一緒にいようみたいな感覚になる。正常な判断ができなくなった」

近隣に家族がいたので飢餓状態は免れたが、水が出ない家で無収入の生活を続けながら出産した。長女が生まれた。本当に「かわいいな」と思った。

「子供を産んだ瞬間に現実が見えた。産んだ後、夫が事件を起こして裁判があったの。私は反社会勢力の人と婚姻関係にあるから、自分も同じに見られるってことに気づいた。最悪と思った。狭いコミュニティのヒエラルキーより、社会的な排除のほうが大きい。19歳のとき、そんな当たり前のことに気づいた。心からまずいと思った。そこで初めて夫と離婚しなきゃって思った」
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「両親を離婚させるしか…」 介護費倍増、揺らぐ中流

「両親を離婚させるしか…」 介護費倍増、揺らぐ中流

 認知症の女性が入居する特養の利用料は昨夏から月7万円ほど値上がりした。夫は「どうしていきなり倍になるのか。納得できない」
 両親に離婚してもらうしかない。東京都内の男性会社員(44)は、こんなことを真剣に考えている。

 脳出血で半身マヒになった母(80)は最も重度な要介護5。4年待った末、東京23区内の特別養護老人ホームで2年前から暮らす。

 その特養からの請求額が昨夏以降、はね上がった。食費や部屋代に介護保険の自己負担分なども含め、月約8万円から約17万円に倍増。両親の年金は月約28万円だが、実家の借地料は月8万円近く、一人暮らしをする父(75)の医療費や社会保険料の負担も重い。男性は毎月4万円の仕送りを始めたが、なお足りない。

 負担が増えたのは、介護保険制度の改正で昨年8月から施設の食費・居住費の補助(補足給付)を受けられる条件が厳しくなったため。母は特養の住所で住民票登録をしており、実家の父と「世帯分離」をしている。これまで非課税世帯とみなされた母は補助を受けられていたが、制度改正によって世帯が別でも配偶者が住民税の課税世帯なら補助の対象外になった。

 自治体の生活相談窓口では、担当職員から「国にはもう財源がない。生活プランを見直して欲しい」と言われ、在宅介護も勧められた。男性は住宅ローンや教育費を抱え、仕送りはギリギリ。両親を離婚させて再び補足給付を受けるしか手段がないと思い悩み、弁護士とも相談している。

 「いくら財政が厳しいと言っても、利用料がいきなり倍なんて尋常じゃない」
 住民税が非課税の世帯も一定の預貯金があれば、補足給付を受けられなくなった。厚生労働省によると、昨年8月末の補足給付の認定数は約90万件で、前月末の約120万件から一気に減った。制度改正の影響が大きいとみられる。

昨年夏の一連の介護保険制度見直しで計144人の入居者の3割ほどで負担が増えたという。「中間層でも生活がギリギリになる人がいる。『払える人が負担する』という制度の趣旨を超えている。負担増の線引きがこれでいいのか疑問だ」


 その特養の個室に入居する認知症の女性(88)も夫(80)と「世帯分離」をしている。夫の年金収入で補助の対象外となり、施設利用料は月約7万円値上がりして約14万円に。合計月23万円余りの夫婦の年金だけでは足りず、貯金を取り崩すようになった。

 定年後に故郷の金沢に戻った夫は「アベノミクスで成長って言われても、こんな負担増が続けばいずれ暮らしが成り立たなくなる」と嘆く。守り続けてきた「中流」の暮らしの揺らぎを感じている。
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2016年06月23日のつぶやき
























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小沢氏「どうかしている」、紙読んで誠意のない謝罪

19日に都内で行われた与野党9党首による「ネット党首討論」の席上、司会を務めた社会学者の古市憲寿氏(31)が、生活の党の小沢一郎代表(74)にプライベートな問題を質問し、小沢氏が激怒した問題で、討論の主催者サイドは21日、大手インターネット動画サイト「ニコニコ」のホームページ上に、謝罪コメントを掲載した。

【写真】小沢氏「どうかしている」、紙読んで誠意のない謝罪

 主催したのは、ネット事業者10社によるネット選挙応援プロジェクト「わっしょい!ネット選挙」。

 具体的な経緯には触れていないが、「番組内で不適切な発言がありました。これにより出演者ならびに視聴者、関係各位に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」としている。

 古市氏は討論の中、小沢氏に「小沢さんの再婚相手が見つかったかどうか、聞いてみたい」「興味がある」などと、質問。テーマは経済政策や憲法問題などで、質問がテーマとは無関係だったこともあり、小沢氏は「それは今日のテーマですか」「興味でこういう討論するというのは、どうなのか」と、強い調子で反論した。

 しばらく各党党首のやりとりが続いた後、古市氏は「これを読んだ方がいいんですか」と、渡されたとみられる紙を見ながら、「小沢さん、先ほどは失礼いたしました。発言を撤回しておわびします」と述べた。

 ただ、古市氏は紙を読み上げただけで、正式な謝罪のスタイルではなかった。司会者サイドが「こういう場では、人柄を見るのが意味があると思った」とも述べたため、小沢氏は、態度を硬化。「それは、おわびじゃない。おかしい。どうかしている」「おわびをするなら、きちんとしなさい」と古市氏らをたしなめ、会場の空気は一気に凍り付いた。
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