ブログなどで再三訴えていた盗聴、盗撮被害について「『ギフハブ』っていう組織があるんですけど、ARっていう仮想現実で僕のいるところを映したりして。僕の携帯にそのアプリが埋め込まれていたんです」と力説。最後まで「日本ではテクノロジーが発達して、かなりの人がやられていると思うんですけど、それに気がついたのは僕が初めてなんじゃないか」と理解しがたい主張を繰り広げていた。これには司会の宮根誠司も首を傾げるばかり。
ASKA容疑者を知る人物は「10年以上前から盗聴・盗撮被害を訴えていた。どう見ても火災報知機なのに『ここからのぞいているんだな!』 とブチ切れ、火災報知機をガムテープで塞いだこともあった。オフの日に朝から晩まで発見器のような機材を持って、都内をタクシーで回っていたこともある。彼は『これは闘いなんだ!』 と言っていた」と明かす。我々、一般人には理解し難い話だ。
そんななか、ASKA容疑者と全く同じことを話していたのが、2008年12月に亡くなったタレントの飯島愛さん(享年36)。死因は肺炎とのことだが、彼女の死をめぐっては、薬物の過剰摂取を疑う声はいまだ根強い。ASKA容疑者とは長年パートナーの関係だったという。「2014年5月に『週刊文春』(文藝春秋)が2人の“関係”を報じ、ASKA本人もブログで彼女と交流があったことを認めています」とはスポーツ紙記者。飯島さんも晩年は盗聴・盗撮被害を訴え、ASKA容疑者に相談したこともあったという。
「電源の入っていないパソコンからでも監視されていると思い込んでいた。
深夜にASKAさんを呼びつけ、天井裏まで盗聴・盗撮機がないか捜索させたこともあったようだ」(芸能プロ関係者)
当時はASKA容疑者も半信半疑だったそうだが、のちに飯島さんと“同じ世界”を見るようになり「彼女の言っていたことは本当だ」と傾倒していった。別の関係者の証言。「飯島さんは自宅マンションで亡くなっていましたが、今もASKAさんはその死に疑問を持っています。実は自分達を狙う盗聴・盗撮組織、つまりギフハブに消されたんじゃないか? と。次は自分じゃないか? と。彼が怯えて110番通報したのも、そうした深層心理があるためです」
どう見ても、ジャンキー特有の幻覚・幻聴・脅迫観念としか思えないが、果たして――。