【平壌7月21日発朝鮮中央通信】最近、日本外務省の関係者らが足に火がつくほどあちこちを訪ね回って無分別に振舞っている。
政務官の小田原潔は、ネパールに行って誰それの「拉致計画」という荒唐無稽(こうとうむけい)な詭(き)弁を並べ立てて北朝鮮公民の旅行を統制すべきだのとしてわれわれとの全ての交流中止など対朝鮮孤立・圧迫共助を哀願した。
外相の岸田も18日、ニューヨークで国連事務総長に会って北朝鮮は新しい段階の脅威になっている、今は圧力を強化しなければならない時である、としてわれわれに対するより強い「制裁措置」を早急に講じることを求めた。
これは、われわれに対する敵対意識が骨髄に徹した日本反動層の反共和国対決ヒステリーの集中的な発露である。
日本は、口が十あっても朝鮮人民の前で口を開けられない境遇にある。
過去、わが民族が日本から受けたあらゆる侮辱と蔑視は、わが人民の胸の中に永遠にいえない骨身にしみる傷として残っている。
植民地支配期間、日帝は100万人に及ぶ無この朝鮮人を野獣のように虐殺し、840万人余りに及ぶ青壮年を強制連行して牛馬のようにこき使い、20万人に及ぶ朝鮮女性を連行拉致して過去の「皇軍」の性のなぐさみものに転落させる我慢できない民族的侮辱を加えた。
近年だけでも、日本の反共和国団体と人物が「人道主義」の仮面をかぶって朝中国境地域に押し寄せ、懐柔、欺まんなど卑劣で巧妙な方法で数多くのわが共和国公民を誘拐、拉致して日本へ連行した事実はすでに公開された。
このような日本がわれわれの自衛的措置に言い掛かりをつけたあげく、「拉致脅威」までけん伝して騒ぎ立てるのは、誰よりも朝鮮人民に犯した罪が大きいからである。
アジアの核強国、世界的なロケット盟主国の地位に堂々と上がった朝鮮の強大な威力と戦略的地位の前に罪多き日本が不安がって居ても立ってもいられないのは当たり前である。
極度の不安と恐怖の中で生きていく島国民族であるため、隣でちょっとしたことが起きても狂犬が吠え立てるように昼夜「脅威」うんぬんを並べているのである。
悪事身に返るものである。
日本が米国に便乗してわれわれに対する制裁・圧迫に狂奔するほど、打撃目標内に自ら頭を押し込む自滅行為としかならない。
われわれはすでに、日本が引き続き罪を上塗りしていることに対して徹底的に計算しており、現実を正しく見られずわれわれに敵対的に出るなら、われわれの強力な弾道ロケットの標的が変更されるしかないということについて厳かに闡明(せんめい)した。
日本が太平洋上の孤島でも維持しようとするなら、口を慎むべきであろう。