SNSでは「#スシローを救いたい」がトレンドとなり、多くの人がスシローに応援のメッセージを送ったり、店を訪れたりしていた。
有名人たちもスシローのピンチに立ち上がっていた。130万人以上のフォロワーを持つみちょぱこと池田美優はインスタグラムのストーリーズで、いくらなどを並べた写真とともに「スシロー!!!!!!!」と投稿してスシロー訪問の様子を公開。
同じく120万人以上のフォロワーを持つお笑い芸人の小籔千豊もインスタグラムで「悪い奴がいないかパトロールのつもりで行きましたがうますぎて食べ物に夢中になっちゃったよ」と、スシローを訪れたことを明かした。
また、スシロー訪問宣言をしていたタレントの手越祐也は6日にツイッターで「人生初のスシロー行ってきた」と有言実行。「自動で来るシステムも凄かったし、これだけ食べて会計もリーズナブルで素敵だね」と興奮していた。
スシローは今回の“迷惑テロ”を受けて3日に自社ホームページで、タッチパネルで注文を受けた商品のみ専用レーンで提供すること、テーブルにある食器や調味料の交換を希望の場合は対応すること、レーンを流れるすしを触りにくいように席とレーンの間の大部分を透明なアクリル板で仕切ることを発表している。
果たしてスシローの対策は行き届いているのか。6日に東京・新宿区内の店舗を訪れて確認してみると…。
まず、4人がけのボックス席でレーンとの間に透明なアクリル板が設置されてすしを触れる範囲が大幅に狭まっていた。まだ2人がけの席には設置できていないようだったが、大人数ほど悪ノリする空気になりやすいことを考えれば、ボックス席から優先的にアクリル板を設置するのもうなずける。
すしをタッチパネルで注文すると、専用レーンを流れて席に到着。しょうゆなど調味料の交換にもスムーズに対応してくれた。
今回の一件で客離れが心配されたスシローだが、店内には多くの若者や家族連れ、さらには外国人の姿も…。驚くべきことに午後4時半とランチにもディナーにも中途半端な時間にもかかわらず大行列ができていた。
「災い転じて福となす」とは軽率には言えないが、多くの人の支援が集まったことで最悪の事態は免れたようだ。