7月に体調不良のため入院し、レギュラー出演していた「めざましテレビ」を休んでいるフジテレビの渡邊渚アナ(26)に心配の声が尽きない。
渡邊アナは、10月22日、自身のインスタに3カ月ぶりに悲痛な思いを投稿した。
<この4カ月で私はいろんなものを失いました。食べられなくなった。うまく歩けなくなった。うまく指が動かなくなった。大切にしていた仕事もなくなった>
<何もできなくなっていく自分が怖くて、悔しくて、悲しくて泣いてばかり。今まで何のために頑張ってきたのだろう、いっそこのまま生きることを投げ出したいとも思いました>
さらに、<もっと自分を大切にしていればよかった。身体の悲鳴に耳を傾ければよかった、心に素直になればよかった>と胸中を吐露。コメント欄は、心配や応援の声であふれた。
確かに「5時台の情報番組だと局入りするのは深夜2時前後。夕方には寝ないといけないが、前日にお昼の番組のロケや収録が入っていると体調維持が大変です」(早朝番組の出演経験があるフリーアナウンサー)と言うが、入社4年目で人気が上昇してきた渡邊アナは、「めざましテレビ」(月・水・金)に加え、「ぽかぽか」(木)や「ワイドナショー」(日)にも出演し、休養前まではフル稼働だった。
かつてはカトパンも
一方、同じフジテレビの井上清華アナ(28)も体調不良のため、10月16日から同番組の出演を見合わせ、25日の放送から復帰していた。
同社の港浩一社長は10月27日の定例会見で、渡邊アナはすでに退院し、通院しながら治療を続けており、体調が回復次第、復帰するとした上で、「アナウンサーの休養が多いのは、コロナ禍以降は少しでも体調が悪ければ休むように指導しているから。(番組への起用については)個別のスケジュールを組んで対応している」と説明した。キー局編成関係者はこう話す。
「同じく早朝の『ZIP!』を担当している日テレの水卜麻美アナも、9月に体調不良で1週間ほど番組を休んでいましたが、とにかく朝の番組は激務ですから。その上、人気アナほどプロデューサーも使いたがるので、次々と声がかかり、仕事が集中して多忙になっていきます。以前、フジのカトパンこと加藤綾子アナが生放送中に過労でフラついてそのまま退席したことがありましたが、かつて人気の女子アナを多数擁したフジテレビは、人気アナに仕事が集中する伝統があると思いますね」
こうした女子アナ酷使の“ブラック体質”が人気アナの体調をむしばんでいないか。