子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!
● 認知症予備軍の共通点に気をつけよう
「あの人の名前、なんだったけ?」
「あれ、どこにメガネ置いたっけ?」
「何を取りに来たんだっけ?」
そんな経験がある方は、要注意!「認知症」と聞くと、まだまだ先と思われるかもしれません。ですが、認知症には、65歳以上が発症する認知症と、65歳未満が発症する若年性認知症があります。若年性認知症は、平均発症年齢が51.3歳(*1)。つまり、私たち現役世代にとっても、身近な病気なのです。
つまり、私たち現役世代にとっても、身近な病気なのです。認知症の根本的な治療方法は、まだ確立されていません。つまり、脳が健康なときにこそ、認知症になりにくい生活習慣を整えておくことが大切なのです。今回は、認知症になりやすい認知症予備軍の人のワースト共通点をお伝えします。一つでも当てはまる人は、すぐに生活習慣を見直しましょう。
1.21時以降に、夕食を食べることが多い
2.揚げ物など、脂っこいものが好き
3.休日は、家から出ず、ゴロゴロしている
1つずつ詳しく解説していきますね。
● 1.21時以降に、夕食を食べることが多い
食事習慣と認知症は関係あるの?と思われた方。そうなんです。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム。これらは、脳の血管が硬くなっているので、認知症のリスクがとても高いのです。21時以降、私たちの体は、脂肪を溜め込む役割のタンパク質が活発になります。つまり、夜遅い食事は、脂肪に変わりやすく、先ほど挙げた、高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームになりやすいので、要注意。
● 2.揚げ物など、脂っこいものが好き
帰りが遅くなり、21時以降に食べる場合は、ヘルシーな食事を意識しましょう。また、食事時間に関わらず、脂っこい食事が好きな人は、揚げ物は週1回など、頻度を決めるようにしましょう。
● 3.休日は、家から出ず、ゴロゴロしている
認知症予防に一番大切なことは、脳に刺激のある生活を送ること。家でゴロゴロ過ごしている時間は、脳にとって、まったく刺激がありません。脳に刺激がない状態は、認知症予備軍として、一番気を付けなければいけません。そうは言っても、仕事の日は疲れているから、休みの日ぐらいはゆっくりしたい……と思われる方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、家の中で脳に刺激のあることに取り組んでみましょう。
普段、料理をしないのであれば、簡単なものでも料理をしてみる、いつも読まない分野の本を読んでみる、そんな些細なことでも構いません。少しでも脳を使うようにすることが、健康脳への第一歩です。
30分も大変!と思われた方は、1日1分で脳トレに取り組める『1分間瞬読ドリル』がオススメ。1問1秒という時間制限があり、手軽に始める脳トレ本。子どもからご年配の方まで楽しめるので、みんなでワイワイしながら脳トレできますよ。
*1 厚生労働省「若年性認知症ハンドブック(改訂版)」(平成27年度)