「つらくても、怖くても、立ちんぼでお金を稼ぐしかなかった」 『立ちんぼ』をした疑いで女5人が逮捕 大阪中心部の路上で
大阪市北区の路上でいわゆる「立ちんぼ」をしていた疑いで女ら5人が逮捕された。
女らは「つらくても、怖くても、立ちんぼでお金を稼ぐしかなかった」と供述している。
売春防止法違反の疑いで逮捕されたのは、23歳から34歳の無職の女ら5人で、北区太融寺町の路上で売春をする目的で、客待ちをするいわゆる「立ちんぼ」をしていた疑いが持たれている。
警察によると、5人は一日6時間ほど「立ちんぼ」をし、1回あたり少なくとも1万5000円で売春行為をしていた。
■稼いだ金はホストクラブや生活費、交際相手の借金返済などに充てていた
調べに対し、5人は容疑を認めていて、「全てが成功するわけではなく、男性とホテルに入ったら、自分のお金を盗まれたこともあります」「性行為をしただけで、お金を支払わずに逃げられたこともあった」「ホテルのシャワー室に閉じ込められて、怖い思いをしたこともある」などと供述しているということだ。
5人は、稼いだ金をホストクラブや生活費、自身や交際相手の借金の返済に充てていたとみられ、「つらくても、怖くても、違法と分かっていても、立ちんぼをして、お金を稼ぐしかなかった」とも供述しているという。
売春防止法では、売春やその相手方となること、いわゆる買春を禁じている。 ただ、売春は6カ月以下の懲役または2万円以下の罰金の罰則がある一方、「買春」については罰則がない。
警察は、今後も取り締まりを強化していくとしている。