2015年01月27日

報酬引き下げで増殖「介護士売春」報告書

 第三次安倍政権がスタートし、アベノミクスのさらなる飛躍が期待されているが、その最中に政府が手を付けたのは、以前から危惧されていた弱者切り捨ての非道な経済政策だった。

 総選挙の余韻も冷めやらぬ昨年12月17日に、安倍政権は「介護保険サービスの提供価格(介護報酬)を、'15年に3%前後引き下げる方針を固めた」と発表。これが原因で、ただでさえ低所得の介護士たちの賃金カットが具体化し、業界の不満が一気に爆発しかかっているのである。
 介護施設に勤めるケアマネージャーがこう語る。
 「介護業界は『キツイ』『汚い』『薄給』で俗に“2KH”と呼ばれている。現場で働く介護士の平均月収は、手取り14〜15万円前後と他業種より10万円近くも安いのです。しかも、慢性的な人手不足で夜勤や残業に追われ、高齢者の排泄処理や入浴介護に明け暮れている。この上賃金をカットされたら、もはや生活できない者も急増しそうな雲行きなのです」

 ちなみに、この安月給の影響からか、近年介護業界には施設から施設を渡り歩く、「介護渡り鳥」と称される介護士たちが大増殖。現在でも全国にある介護施設の約6割(5万カ所前後)が、慢性的な人手不足に喘いでいる状況なのだ。
 「そのため、多くの施設は常に人員を募集している。また重労働な上に仕事が高齢者の死を見つめる面が強いため、うつ病患者や介護利用者を虐待する者、パチンコ依存症に陥る者も増えている。この上、賃金が下がれば施設はさらなる人手不足と環境悪化の波にさらされることは必至。勤務する介護福祉士や介護士も、精神的に追い詰められる者が続出するはずなのです」(介護業界関係者)

 もっとも、本誌が危惧しているのは、この介護報酬の引き下げがもたらしつつある“危うい現象”なのだ。
 「実は、介護士にはバツイチや生活苦の女性の割合が異常に多い。子供を抱えていたり、年齢的に働き口のない主婦らが介護職員初任者研修を受けて勤務し、糊口をしのいでいるんです。そのため、最近では副収入を求める女性介護士たちが売春するケースが増えているという。その矢先に賃金カットが実現すれば、これが加速化する可能性も高いのです」(介護業界事情通)

 実際、本誌が取材したところ、こうした現象はすでに広まりつつあるようなのだ。関東圏の某デイサービスの関係者がこう明かす。
 「勤務先の施設に30代後半で、高校生と中学生の子供を抱えた美貌のシングルマザーがいるのですが、彼女は子供たちの塾代にも事欠くありさまだったのです。ところが、そんな状況を見かねた工場経営者の知人男性がある時、月額7万円で愛人契約を持ち掛けた。結局、彼女は悩んだ末にこれを受け入れ、今では介護業務の傍ら愛人として家計を支えている状態なのです」

 また、別の介護福祉士がこう話す。
 「以前、ウチの施設にA子という20代の女性がいたが、収入の少なさを解消するためにSNSなどを使って援助交際をしまくっていたんです。非番の日に男たちを相手に売春をし、月額14〜15万円を稼いでいた。彼女は仕事にも誇りを持って頑張っていたんですが、別の介護士に話したことから噂が広まり、結局職場を退職していきましたね」

 この介護福祉士によれば、今ではこの手の身体を張った副業は業界でも珍しくないという。しかも恐ろしいのは、それが介護の現場でも問題になり始めていることなのだ。
 在宅介護のヘルパーとして1日6人の高齢者宅を巡回している訪問介護士のB子さん(43)が言う。
 「独居の高齢者男性は、上肢や下肢の一部が麻痺している人が多い。こうしたご利用者は痴呆症でもなく頭もはっきりしているし、性欲も普通にあるんです。そのため、以前は介護の最中にお尻や胸を触られることも絶えなかったんですが、別の介護士に相談したところ、こうした行為に料金を設定して小遣い稼ぎをしていると聞き、私もやってみたんです。今では胸やお尻を下着の上から撫でるのが5分2000円。仲間内にはさらに多くの報酬で、射精に導く行為をしている者もいるそうです」
 要は、介護中のプチ売春で生活費を穴埋めしているのだが、こうした行為は今後、介護報酬のカットが進めば、さらに増える可能性を秘めているのである。

 もっとも、介護売春の実態は別にしても、気になるのは生活苦に喘ぐ介護従事者らの実情を知る政府が、なぜ今報酬の引き下げに舵を切ったのかという点だろう。実はそこには、安倍政権の周到な思惑が渦巻いているのだ。
 「厚労省の調査では、介護認定者が低コストで入居できる特別養護老人ホームは利益率が8.7%と高率で、1施設平均3億円もの内部留保があるという。だが、これは業界にのさばるブラック企業が経営の施設収益を加味したもので、多くの特養や老健(老人保健施設)は薄氷を踏むような経営をしているのが実情です。つまり、安倍首相はこの上辺だけのデタラメなデータを基に、膨らみ続ける介護費の切り崩しに手を付けたというのが真相なのです」(政治部記者)

 つまり、介護への支出を減らし、アベノミクスを底上げするのが狙い。ただ、こうした弱者切り捨てのスタンスが続けば、いずれ安倍政権が落日を迎える日も近いと言わざるを得ないだろう。
posted by РМН at 00:00| Comment(0) | 某掲示板より転載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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