2018年06月02日

年収600万・46歳独身男の部屋にみる“結婚できるわけない生態”

年収600万・46歳独身男の部屋にみる“結婚できるわけない生態”

50歳の時点で一度も結婚をしていない「生涯未婚者」は上昇の一途を辿っている。自由恋愛市場において40歳で結婚歴なしはかなり敬遠されるが、一口に独身男といっても、結婚願望のある/なし、楽観的か悲観的かでタイプは分かれる。今回は“負け組”要素をはらむ独身男たちの生態と主張を、詳しく検証していく。


◆根拠のない特権意識で女性を下に見てしまう

…黒田勘吉さん(仮名・46歳)宅配業・年収600万円

 扉を開けた瞬間、昭和にタイムスリップしたかのような光景が広がった。床には空き缶や灰皿が散乱し、洗濯物は干しっぱなし。部屋中にヤニの臭いが充満して、女っ気のかけらもない、絵に描いたような独身中年の城だ。

「若い頃から家業が倒産したり、事故に遭って仕事ができない時期があったりとトラブル続きでさ。いつもカネに困っていたから結婚したくてもできなかったんだよ。これでも高校生のときに付き合ってた彼女と結婚を考えたこともあったんだけどね。そいつと別れてからは、結婚を考えるような女との出会いは一切なし。12年ぐらい彼女もいないよ」

 べらんめえ口調で一気にまくしたてる黒田さん。一方的な語り口は空気が読めないタイプの典型だが、不思議と愛嬌があって憎めないキャラクターだ。決してモテない感じではないが、彼女ができない理由を聞くと……。

「職場にも独身で同世代のババアがいるんだけどさ、話してもバラエティ番組の話題ばかりでツマらないんだよね。こっちはカロリー使って喋っているのにさ、理解できなくて頭の中は火星のほうにイッちゃってる。俺のインテリジェンス溢れるトークがわかる女じゃないと恋愛対象にならないよ。若けりゃ許せるんだけどね」

 雑然とした部屋の中で唯一、整理整頓の行き届いた本棚には、歴史・偉人系、さらにはアウトロー系の実録マンガがずらり。まるで場末のサウナの休憩室のようなラインナップが黒田さんの知的好奇心を満足させるようだ。その中にちらほら投資の本も混在している。

「アベノミクスのときにピーンと閃いてさ、FXに大金を投じたの。まあ、トータルでは負けてるけど、家にいたらパソコンの前にへばりついているよ。職場でも暇を見つけてはタブレットパソコンと睨めっこだよ」

 休日は外出しないでFXに没頭しているため、出会いはない。

「最近は運気が落ちて損ばかりしているけどさ、またFX投資で一発当てれば、30歳くらいの女なら余裕っしょ!」

 そう楽天的に笑う黒田さんだが、結婚への突破口は簡単には見つかりそうにない。

― 負け組[独身男]の横顔 ―
posted by РМН at 00:00| Comment(0) | 某掲示板より転載3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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