2018年09月30日

かつての後輩が上司に…40代・万年ヒラ社員の肩身の狭い日々

 7割は課長になれないと言われて久しい。実際、40歳以上の未役職者は60%を超え、多くの人が万年ヒラ社員の憂き目に遭わされている。出世を諦めた男たちは今、何を思い、どんな毎日を送っているのだろうか。諸事情あって“万年ヒラ”に陥ったOVER40サラリーマンを直撃。これまでの会社人生を振り返ってもらった。

◆かつての後輩が上司に。妻から毎日嫌みを浴びる

― 松田直哉さん(仮名)46歳・教材販売 年収450万円 ―

 出世できないヒラ社員。彼らの細い希望の糸を決定的に断ち切るのが「年下上司」の存在だ。教育教材販売会社の総務部に在籍する松田直哉さんは、3年前から年下上司の下で働くようになり、出世の道を諦めたと語る。

「僕の上司は5歳年下の元後輩。僕自身も、昔は出世欲もありましたが、3年前に後輩が上司になった時点で『あ、出世競争に負けたんだ』と理解しました」
 なお、松田さんは部内では唯一の年上部下。それゆえ、肩身の狭い思いも多いという。

「周囲の同僚からも『終わった人』『かわいそうな人』という目で見られて軽んじられがち。何とか部内で存在感を出そうと、得意分野である法務に関する業務は、積極的に口を出したり、率先して引き受けたりするように心がけています。つらいのが、『年上部下だから使いづらい』と言われないように、『さすがですね』などと年下上司におべっかを言う瞬間です。かつての後輩に取り入るために、気を使うなんて情けないですよね」

 さらに後輩が上司になったことを知り、妻の態度も豹変した。

「僕の年収は450万円で、都心で妻と娘1人を養うには収入的にはギリギリ。娘の教育費も増えそうなので、妻も働きに出ているのですが、それが不服のようで。『誰かさんが出世しないせいで毎日つらい』と嫌みを言われるなか、謝り倒して仕事を続けてもらっています」

 年下上司に媚びへつらい、妻には頭を下げる。そんな日々を送るなか、最後にヒラ社員でいるメリットを松田さんに聞いた。

「万年部下なので、上司が酒をおごってくれることですかね。小遣いもないので助かります」

 年下上司におごられる酒は、果たしてどんな味なのか。<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/スギゾー モデル/與那覇 実>

※週刊SPA!9月25日発売号「死ぬまで[ヒラ社員]の衝撃」特集より
posted by РМН at 19:00| Comment(0) | 某掲示板より転載3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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