2020年11月18日

コロナで帰れない「校舎の解体、少し待って」 福島・浪江町の卒業生らが署名活動

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 思い出の詰まった校舎とお別れの時間がほしいー。東京電力福島第一原発事故で今も住民の9割以上が戻っていない福島県浪江町で、廃校となる小中学校の解体の延期を訴え、東京などに避難する卒業生たちが署名を集めている。町は7月に最後の見学の機会を設けたが、新型コロナウイルスの第2波がピークで帰省をはばかられた人も多い。「色々な思いを受け止めてから進めてほしい」と呼び掛け人らは訴える。(デジタル編集部・小嶋麻友美)
 原発がある双葉町の北隣の浪江町は、事故で全町避難となり、現在も町の8割が帰還困難区域。事故前には9つの町立小中学校があったが、児童・生徒が戻らず、7校を来年4月に一斉に廃校することが決まった。このうち5校について、町の申請を受けた国が本年度中に解体に着手する。
 町は校舎の保存や活用を模索し、民間にも事業公募したが成立しなかった。町教育委員会によると、跡地には災害時の住民の避難所となる施設を検討しており「解体を延期すれば整備が遅れてしまう」と話す。7月23〜25日に各校で開かれた見学会には、約2600人が参加した。
 これに対し、東京や静岡、福島市に現在住む40〜70代の卒業生ら5人が「解体を延期するよう国に要請してほしい」として10月、紙とインターネットで署名活動を始めた。「見学会の時期は『東京からは来ないで』という雰囲気だった。何年も待ってほしいと言うのではない。コロナという特別な状況を考慮して、国の予算の執行も延期できないのか」と呼び掛け人の1人の三原由起子さん(41)=東京都=は訴える。
 署名は20日まで募って、町議会に請願を出す予定。ネットでの署名は「change.org」で。
posted by РМН at 19:00| Comment(0) | 財政破綻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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