米国疾病管理予防センター(CDC)によると、ヒト・パピローマ・ウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス;以下、HPV)は、性行為で広まる感染症のなかでもっとも一般的なものだそうです。
米国立がん研究所(National Cancer Institute)によれば、中咽頭癌(ちゅういんとうがん)など喉の癌として知られるものの約70%は、このHPVが原因で発症するものだそうです。また、喉の中間や後ろ側で生じる癌の半数以上が、HPV 16と関連するものとされています。
また、一部の男性のなかには、他の人に比べて高いリスクにさらされている場合もあるとのこと。
たとえば黒人男性、さらには1日に20本以上タバコを吸う男性、また、現在マリファナを吸引している男性、それに生涯で16回以上オーラルセックスをしたことのある男性に関しては、大きなリスクのある経口HPVに感染する確率がもっとも高くなることが、この研究で明らかになってということなのです。