そしてこの日、「参院選大反省会」と銘打った本トークショーに出席したマックは、選挙の敗北を踏まえ、「もう選挙には出ません!」と宣言。会場からは「えー!」と引退を惜しむ声が上がった。その声を受けたマックは、「明日(8月2日)の8時からは市民運動家として、国会議事堂前で、わたしがなれなかった参議院議員になった人たちの前で演説をします。ぜひ来てください!」と観客に呼び掛けた。
そして今年6月、広島、長崎、そして鹿児島県知覧町に足を運んだというマックは、涙を浮かべながら、戦争の悲惨さを切々と語りだす。そして「今まで何で選挙に出るの? と聞かれてきましたが、答えが出ました! 平和運動です」と断言。今回の参院選の政見放送では、インドの政治指導者マハトマ・ガンディーの恰好をしていたことに触れ、「わたしが訴えたいのは、非暴力、恒久平和、武器よさらばです! 自民党と公明党は、憲法を改正して戦力を持ち、(日本を)戦争の時間に戻そうとしている。俺は右でも左でもない。平和に右も左もない! わたしは政治家としては引退しますが、運動家としては永遠にやります」と宣言し、大きな拍手を受けた。そして去り際、劇場に詰め掛けた観客を見たマックは「今まで一人で戦ってきたけど、限界がある。今は皆さんがいるのかな……」とポツリつぶやいた。